KAYS 2018年02月
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2017年版フルムーンパスの旅~18 或る列車~2

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列車の表示を目にして、いよいよ胸が高鳴ります。


フルムーンパスの旅、続けます。6日目の続きから。

さて、いよいよ改札に向かいます。今回の旅行の最大の山場の一つ。「或る列車」です。

「或る列車」、ご存じない方はどうぞ、ウィキなどをあたってみてください。詳しい説明が書かれています。簡単に言えば、今から100年以上前のこと。九州の鉄道会社が購入した超豪華列車がありました。けれども、タイミング悪く、会社は国鉄に統合となり、一度も使われなかったのです。たまたま、保管されていたその列車を目撃した鉄道ファンの原信太郎少年がそれを忘れられずに、大人になって自分で模型にしてしまいます。さらに彼は趣味が高じて個人で模型博物館を作ってしまい、そこに陳列します。そこをたまたま通りかかったJR九州の社長が目をとめて、いたく気に入り、現代の列車としてよみがえらせたのです。そして、今や、人気の観光列車となっているというわけです。あの一世を風靡した「ななつ星」のデザート版と言ってもいいかもしれませんね。

簡単な説明でした。(笑)

さて、あらかじめ送られてきたパンフレットには14時35分ごろ入線と書かれていました。この列車、こうして乗り込む人には乗車券とともに、説明書やパンフレットなどを送ってくれます。パンフレットも、利用するお店で割引がきくなど、なかなか便利なものです。実際、そこに紹介されているお店などは結構良いものでした。

長崎駅は折り返しとなる突端駅ですから、櫛のように根本からホームが何本かでている構造です。その一番右側、0番線に入線します。列車の案内表示に「或る列車」が登場すると、それを指さす人も。0番線に向かう人はさほど多くはありませんが、みなさん、この列車に乗り込む人です。年輩のご夫婦、母娘、女性グループに、男性一人の鉄っちゃんというところが、お客さんの構成です。

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憧れの列車、登場です!


やがて、女性アテンダントお二人がホームに現れて、簡単に説明を。そして、男性の駅員が赤い絨毯をホームに敷きます。おお、これが噂の絨毯!そう、この列車は乗り込む際、この絨毯を歩いて乗るという、まるでハリウッドのセレブ!?的演出も。まもなく入線ということで、立派なカメラを持つ、中年の男性が経った後ろで、「すみません、後ろから撮らせていただきます」と一言仁義を切っておきます。そこから少し言葉をかわします。その方、なんと「或る列車」の模型を作ったことがあるとか…。スゴイですねぇ。きっと有名な鉄道マニアなのかもしれません。

やがて、ドアが開き案内されますが、今度は鉄道マニア以外の女性たちも一斉にスマホで車内を撮り始めます。

乗り込んでみて最初に感じたのは、「思ったよりも明るい!」という印象でした。今日は台風が近づいていることもあり、空が暗く、雨が強いので、よけいにそう思ったのかもしれませんが、我々が利用する1号車、窓は広くないのですが、白木調で、全体に明るい印象なのです。

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そして細かい組木の技術を使ったインテリア、もう、これはため息が出るほどに美しい!評判を呼ぶわけですね。後で、アテンダントさんが教えてくれましたが、お一人でもう10回以上も乗っていらっしゃるファンも。

椅子の足のデザインだったり、天井のデザインだったり、すべてにこだわりが感じさせられます。この列車も改造車で、いままで乗ってきたキハ40系ベースの観光列車と同じですが、「格」が違う…と行った所でしょうか。とにかく「スキがない!」この一言につきます。

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車内には静かに室内楽が流れています。

大きな荷物を持った方はアテンダントさんに番号札をもらい、預けておくこともできます。小さな荷物は、各テーブルごとに椅子下にある折りたたみのケースに入れることもできます。

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個室仕様の席もあります。


さて、自分たちのテーブルに案内されます。テーブルに置いてあった席番号が書かれたゴールドのメタルプレートをアテンダントさんが取り上げます。そして我々の顔を見た彼女、「お客様、どこかでお会いしたような…」「ん?」「もしかしてゆふいんの森に乗っていらしゃったのでは?」ああ、思い出しました。「4日前のゆふいんの森ですね!あの列車でもアテンドされていたんですね!」「ええ、素敵なご夫婦だなぁと思っていたので」

いやいや、お上手!と思いながらも、彼女の記憶力、すばらしいですね。うれしくなっちゃいます。

思わず会話が盛り上がります。

「何かの記念旅行ですか?」
「実は結婚25年の銀婚式旅行なんです…」

などと話します。それにしても、よく覚えてくださいました。「心強いです!」とお伝えしておきます。

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テーブルの上には木製の箱が置かれています。これ、お弁当なんです。「或る列車」はスイーツ列車ということで、3種類のスイーツが、まるでフルコースのように振る舞われるのですが、実は最初に軽食のお弁当が出てきます。これは青山の有名レストランのシェフによるメニューです。

改めて、我々担当の別のアテンダントさんがいらっしゃって挨拶とドリンクのオーダー伺いに。この列車、2両編成でアテンダントさんは4人のようです。いずれもきれいな方ばかり。九州の人は美しいですねぇ…と、これはKAY2ではなく、KAY1の感想です。あ、自分のことも言っているわけね(笑)。

「列車の出発前から召し上がってください」とのアテンダントさんのアナウンス。さらにドリンクもオーダーを聞きにいらっしゃいます。テーブルのお弁当の横に置かれた本日のメニューにドリンクも書かれています。

実は、このドリンクもこの列車の魅力。ワインがスパークリング、白、赤とあるのですが、いずれも、なんと飲み放題!しかも、最近評判の良い九州のワインなのです。時々種類は変わりますが、この日はスパークリングが都濃、白は熊本ワイン、そして、赤は都城でした。

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ふたりとも都濃のスパークリングを。

そしてお弁当のふたを開けます。軽食と書かれている通り、さほど量があるわけではありません。

が、最初にエビを一口味わった瞬間に、驚きの表情を見せるKAY1。「これ、スゴイよ!」

すぐに後を追うKAY2。

「確かに!」

そこから、ゆっくりと、ゆっくりと、まるで一品一品をいつくしむかのように味わう二人。

料理の素材、手のかけ方がものすごいのです。ソース一つとっても、どれだけ手がかかっているか。また、それぞれの主菜への付け合わせとして使われる野菜などの味もすばらしい!

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これは、ただものではありません。

いままの生涯で我々が食べてきた食事、その中でもトップレベルと言ってもいいくらいです。思わず、ワインが進みます。ここでも或る列車のすごさ。白、赤、スパークリング…とお願いすれば、そのたびに笑顔で持ってきてくれるのです。しかも、全部、グラスを取り替えて。この日、結局二人で10杯以上は飲んだはず…。えっと、下世話なハナシをしていいいですか?これだけ飲むと、実はワインのボトルに換算すると2本以上となります。ここで提供されるワインは、たとえば白の菊鹿シャルドネは酒屋さんでの販売価格は3000円となります。レストランではその場合、通常6000円程度。それを2~3本飲んだということは、2万円近くアルコールで使ったことになります。我々、お酒だけで、半分近く元を取ったことに!ああ、下世話すぎる話しでした。

さて、お弁当の続きです。牛肉はまるでお刺身のようにやわらかで、そして、そこに添えられたソースももちろん、美味しいですし、下に敷かれたゴボウやサツマイモもゴマのソースが実においしく、これは都城のカベルネ・ソーヴィニヨン主体の赤ワインとぴったりでした。こうして、赤、白、スパークリングを一つ一つの素材にあわせて変えていく「贅沢」を味わいます。

さらに弁当箱と同じく木彫りの容器で提供される暖かいスープは素敵な具材がいっぱい!

軽食という、文字通り、決して多くはない分量ながら、これほど満足をもたらしてくれるなんて…、

さらに、スプーンやこの後に出てくるナイフやフォークなどもすべて木でできています。ワインのグラスなどはまた九州のガラスの名工の作によるもの。食材もすべて九州(コーヒーだけは東京)のものですが、こうした調度品にいたるまでそうなんですね。

こだわりと、地元と盛り上げようとするJR九州の強い意志を感じます。

今日は雨で空も暗く、眺めもさほど楽しめません。予約時にはすでに座席の大村湾側は予約でいっぱいとれずに残念に思いましたが、この列車に限って言えば食事が楽しいので、全く問題がありません。これは意外な嬉しい誤算でした。

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そうそう、菊鹿のシャルドネですが、人気で値段が上がる前は我々、よく飲んでいました。なにせ、畑はKAY1が中学校に通っていた頃の通学路沿いにあります。そんなご縁もあり、我々は大ファンでした。ただ、一時期樽の香りが強すぎて、「やりすぎだよねぇ…」なんて印象を持ったこともあったのですが、今は、程良い樽香となっており、それを発見したのも嬉しいものでした。

さぁ、いよいよスイーツです。次回に詳しく!





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2017年版フルムーンパスの旅~17 或る列車~1

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あらかじめ特製フォルダーにパンフレットと
チケットが入れられて郵送されてきます。


博多    長崎
08:57 → 10:49 かもめ9号 白いかもめ 
長崎    佐世保
14:53 → 17:35 ある列車 長崎午後便 
佐世保   博多
17:43 → 19:35 みどり26号 



今日はいよいよ今回の旅の最後の大イベント、「或る列車」に乗る日です。

KAY2は早朝の4時前に変な夢で目が覚めます。その後もうつらうつら…。7時にKAY1が起床。準備をして8時40分に部屋を出ます。福岡の天気は雨。フロントでビニール傘を1本借りて出ます。

今回の旅、初日は台風21号の影響で交通が乱れ、一部の行程を変更せざるを得ませんでした。そして、今回旅の終わりが近づくと、今度は台風22号が接近してきます。そのため、当初の1週間予報では今日、雨は降らない予定だったのが、しっかりと雨に。10月後半の旅行、1週間で2回も台風があたるなんて、ホントに珍しいことですね。

土曜日、駅は昨日の通勤客ラッシュとは違い、観光客でにぎわっています。いずれにしても福岡、博多駅は毎日混雑するんですね。新幹線駅は改札内に2軒のコンビニがありましたが、在来線はわからないので、一応改札外のシアトルズベストでコーヒーを購入。乗り込む「かもめ」には車内販売がないのです。あとで改札に入るとしっかりとファミマがありました。コーヒーもこちらで購入できます。

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「かもめ」には2種類の車両がありますが、今回は白いかもめを選んでいます。革張りのシート、グリーンの展望の贅沢をKAY1にさせたいと思ったからです。

乗り込んでしばらく、KAY1に感想を尋ねると、「揺れるけど、開放感があって、楽しい!」と言っています。

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先頭のグリーン車です。


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走行中は運転席との曇りガラスの間仕切りも透明に。


革張りのシートはある自動車メーカーのシートの端切れをうまく集めることでコスとを浮かせたといいます。以前乗った時は黒でしたが今回はブラウン系。黒の端切れが足りなかったかな?

遠くの山を見ながら筑紫平野を俊足で駆け抜けるかもめです。毎年のように長崎に仕事で行くKAY2にはなじみの景色が続きます。KAY1は興味津々という感じで窓の外を見ています。

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残念ながら天気は雨。


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懐かしい塗装のキハ66系が迎えてくれます。


KAY2はここ数日の旅の記録をポメラで打ち続けます。そして、2時間弱で長崎に到着します。

駅を降りるとすぐに腹ごなしを…とKAY2は勝手知ったるアミュプラザに。大好きな「カッチェル」がお休みなので、代わりにチャンポンの場所を探していたKAY1が「アミュプラザにあるみたい!」と教えてくれたのです。すぐにKAY2もネットで確認してみると評判の良いお店です。「皇王皇」という中華料理のお店です。

開店前にはすでに人が数人並んでいます。

11時ちょうどに開店。

このあと、3時はまた食事となるので、ここでは軽く、二人でチャンポンと餃子のセットを1人前頼み、二人で分けることにしました。実は、お店の表には「お一人様最低でも1品オーダーをお願いします」と書かれていますが、我々の事情を察してくれたのか、にこやかな女性スタッフさん、OKしてくれました。

餃子、昨日のお店もそうでしたが皮が薄めでパリパリ。子供の頃から親しんだタイプの餃子でうれしくなるKAY2です。そしてチャンポンは上品な塩加減。なんと小さいながらも牡蠣まで入っている!

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さすが人気店。おいしい!


小腹を満たし、満足の二人です。

お店はいつの間にか満員状態。人気のほどが伺われます。若い男性スタッフは忙しすぎるのか、険しい表情でお客さんに対応していたのが印象的でした。我々、開店と同時に入り、ラッキーでしたね。

長崎では晴れていたら街を歩き回りたいと思っていたので、ここで3時間ちょっとの時間をとっています。

まだまだ時間があります。雨が降ったら…、県立美術館にいこうか…と話していました。港沿いに立つ素敵な眺めの美術館です。そこで、企画展で何をやっているのかを見たら…、お、「さだまさし展」ではないですか!

実は、KAY2は生まれる前からさだまさしのファンだったりします(笑)。さださんのおじいさんが島根出身で、さださん自身の奥さんがKAY2の母校出身(学校創立以来最高の美女と誉れ高かったそうです!)ということは関係ないです。(笑)

さださんを音楽やトークの師匠と思っているKAY2です。

一方で、さださんの音楽が苦手なKAY1です。「えええええ?まさか行こうと思っていない?」と尋ねてきます。

まさか、じゃなくて、ま・さ・し。もちろん、行くよ!

行かないわけにはいかないっ!と鼻息も荒くKAY1を説得します。

というわけで、雨の中、超すっ飛ばすタクシーで美術館に。

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美術館の展覧会にもかかわらず写真撮影可の展示物も!


美術館に到着して、運転手さんに「帰りのタクシーって電話ですかね…」と尋ねると、いくらでも、この辺はいるし、あそこに止まっていたりするよ。と指さす道路の反対方向にはたしかに1台空車が止まっています。

展覧会を見終えたKAY2は大感激です。「あのね、さださんはね自身が偉大なプロデューサーなんだよ。しかも自分でなんでも出来ちゃうから、歌も作って歌うし、小説も書くし、落語もしちゃう。オレの夢だね」。KAY1も「たしかにスゴイ人だね…」と認めます。さらに、彼は若い頃から年輩の方たちにずいぶん助けられていることもわかります。或る種、そんな年輩者を惹きつける魅力があったのでしょうね。KAY1は「老人タラし!」と表現していますが。(笑)

ところで、KAY1、今回の旅の2日目で「ゆふいんの森」号に乗った時、となりの老婦人が「さだ展、みてきたのよぉ!」と話していらっしゃるのを聞いていたのです。そのときは何処でやっているのかな?と思っていたのですが、まさか、そこに我々も戻ってくるとは!と心の中で驚いています。

そういえば、展示物を見ているお客さんは圧倒的に団塊の世代から上の方です。そして、たまに若い女の子がいると「さだまさしって、おばあちゃんが大好きなんだ。だから、今日は見に来たの…」なんて友達に話しています。そっか、もう俺たちもそれに近い世代なんだなぁと、思い知ります。

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素敵な美術館で旅行の記録を執筆中。


さて、もう少し時間があるので美術館の2階、ちょうど水路の上にかかった連絡通路にるカフェで、記録の整理。カフェも商売上手で、さだ展にあわせて「パンプキンパイとシナモンティーセット」なるものをメニューに掲げています。

水路を眺めながらのコーヒータイムは優雅です。我々が入ってしばらくすると、いつのまにか満席になっています。人気スポットのようです。

最後に土産物を少々見て、美術館の外に出ると、ちょうど、美術館にお客さんをつれてきたタクシーが。これさいわいと乗り込みます。雨足、強くなってきました。帰りの運転手さんもすっ飛ばす、すっ飛ばす。長崎駅ではまだまだ時間があるのでアミュプラザや西友をのぞいたりします。西友、お魚売場では、新鮮なアジやブリなど、地元産がかなり安く売られています。そうでした!長崎は漁業の県でもあるのですね。

さて、「或る列車」の乗車時間が近づきました。この続きは次回!


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