生ビール???
これは本物。
今日は仙川ではなく新宿での話です。
その日、ぐーんと気温が急上昇。暑くてむしむしした日になりました。
そんな日には「びーーーーーーるっ!それも生っ!!」と心と喉が同時に叫び出します。
新宿の、とある食堂街。久しぶりに顔を出してみました。
「飲み放題、2時間で1500円!」の文字が躍ります。この暑さのせいで気のせいか文字が本当に躍っているように網膜に焼き付きます。
もうこれは避けることはできません。
本日は生ビール。それも飲み放題!
で、お店に入ります。
さぁ、ジョッキが手元に届きます。
いよいよ口に当てて「ぐびっっっっっっっっ」。
飲み込んだ後に息を吐き出し「ぷはっっっっっっー」
そして、おきまりの台詞…が、…、…、…出てきません。
なんか違うゾ。
「あれ?これ、ビールのこくがない。まるで発泡酒みたいだ」
でも、生ビールって温度管理やサーバーの清掃管理、注ぎ手の技量で味が驚くほど変化します。そこが生ビールの難しさでありおもしろさでもあります。が、無類のビール好きで自分でも生ビールをよくサーバーで入れてお客さんに出したりしているKAY2としては、今回のこの味は「?」です。
が、思い直せば、のどごしのさわやかさと味の軽さもこんな日には悪くありません。それに2杯目からは印象が変わるかも…。そう思い、杯を重ねます。
2杯目、3杯目、4杯目。次第に酔ってきますが味の印象は変わりません。とにかく淡泊。味わいが軽い。そして、刺激は強く、さらにいえば、やたらアルコール臭が残ります。
最後にふとメニューを見たら…。いつも妙なところに細かいKAY1があることに気づきます。
ドリンクのページ、ビールは「瓶」、「生」ともちゃんと会社名とその銘柄が書いてあります。
ところが飲み放題メニューの方は「生ビール」としか書かれていないのです。
あ、「逃げ」たな。
銘柄を書けば結構な確率で「これはおかしい」とわかっちゃいます。だって、昔と違い、ビールは各社ともにずいぶん特徴があります。例えばビール会社の人は自社のビール以外絶対飲みませんから、自社の銘柄がメニューに載っていて、実際に出てくるモノが違えばきっと怒り出すでしょう。そういうわけで、ビールの銘柄をあえて出さない逃げに出たな!と感じたわけです。
しかもこのお店がメニューに書いている会社の銘柄、かなり特徴的な味わいのものです。
本当にこの店が発泡酒を「生ビール」と偽って出していたかどうかは藪の中です。でも、これほどの外食産業の苦しい時代、そういう禁じ手に出るお店があってもおかしくないと思います。
ただ、それは絶対にやってはいけないこと。
まだ「疑惑」レベルではありますが、少なくともKAYSはその店、二度と足を運ばないでしょう。
こんな暑い日はさわやかな発泡酒も悪くないですが、あくまで商売は正直にね!
KAYSのホームページはこちら http://kays1998.web.fc2.com/
大麦の泡もいいですが、葡萄の泡も…
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