KAYS

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2017年版フルムーンパスの旅~17 或る列車~2

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列車の表示を目にして、いよいよ胸が高鳴ります。


フルムーンパスの旅、続けます。6日目の続きから。

さて、いよいよ改札に向かいます。今回の旅行の最大の山場の一つ。「或る列車」です。

「或る列車」、ご存じない方はどうぞ、ウィキなどをあたってみてください。詳しい説明が書かれています。簡単に言えば、今から100年以上前のこと。九州の鉄道会社が購入した超豪華列車がありました。けれども、タイミング悪く、会社は国鉄に統合となり、一度も使われなかったのです。たまたま、保管されていたその列車を目撃した鉄道ファンの原信太郎少年がそれを忘れられずに、大人になって自分で模型にしてしまいます。さらに彼は趣味が高じて個人で模型博物館を作ってしまい、そこに陳列します。そこをたまたま通りかかったJR九州の社長が目をとめて、いたく気に入り、現代の列車としてよみがえらせたのです。そして、今や、人気の観光列車となっているというわけです。あの一世を風靡した「ななつ星」のデザート版と言ってもいいかもしれませんね。

簡単な説明でした。(笑)

さて、あらかじめ送られてきたパンフレットには14時35分ごろ入線と書かれていました。この列車、こうして乗り込む人には乗車券とともに、説明書やパンフレットなどを送ってくれます。パンフレットも、利用するお店で割引がきくなど、なかなか便利なものです。実際、そこに紹介されているお店などは結構良いものでした。

長崎駅は折り返しとなる突端駅ですから、櫛のように根本からホームが何本かでている構造です。その一番右側、0番線に入線します。列車の案内表示に「或る列車」が登場すると、それを指さす人も。0番線に向かう人はさほど多くはありませんが、みなさん、この列車に乗り込む人です。年輩のご夫婦、母娘、女性グループに、男性一人の鉄っちゃんというところが、お客さんの構成です。

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憧れの列車、登場です!


やがて、女性アテンダントお二人がホームに現れて、簡単に説明を。そして、男性の駅員が赤い絨毯をホームに敷きます。おお、これが噂の絨毯!そう、この列車は乗り込む際、この絨毯を歩いて乗るという、まるでハリウッドのセレブ!?的演出も。まもなく入線ということで、立派なカメラを持つ、中年の男性が経った後ろで、「すみません、後ろから撮らせていただきます」と一言仁義を切っておきます。そこから少し言葉をかわします。その方、なんと「或る列車」の模型を作ったことがあるとか…。スゴイですねぇ。きっと有名な鉄道マニアなのかもしれません。

やがて、ドアが開き案内されますが、今度は鉄道マニア以外の女性たちも一斉にスマホで車内を撮り始めます。

乗り込んでみて最初に感じたのは、「思ったよりも明るい!」という印象でした。今日は台風が近づいていることもあり、空が暗く、雨が強いので、よけいにそう思ったのかもしれませんが、我々が利用する1号車、窓は広くないのですが、白木調で、全体に明るい印象なのです。

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そして細かい組木の技術を使ったインテリア、もう、これはため息が出るほどに美しい!評判を呼ぶわけですね。後で、アテンダントさんが教えてくれましたが、お一人でもう10回以上も乗っていらっしゃるファンも。

椅子の足のデザインだったり、天井のデザインだったり、すべてにこだわりが感じさせられます。この列車も改造車で、いままで乗ってきたキハ40系ベースの観光列車と同じですが、「格」が違う…と行った所でしょうか。とにかく「スキがない!」この一言につきます。

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車内には静かに室内楽が流れています。

大きな荷物を持った方はアテンダントさんに番号札をもらい、預けておくこともできます。小さな荷物は、各テーブルごとに椅子下にある折りたたみのケースに入れることもできます。

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個室仕様の席もあります。


さて、自分たちのテーブルに案内されます。テーブルに置いてあった席番号が書かれたゴールドのメタルプレートをアテンダントさんが取り上げます。そして我々の顔を見た彼女、「お客様、どこかでお会いしたような…」「ん?」「もしかしてゆふいんの森に乗っていらしゃったのでは?」ああ、思い出しました。「4日前のゆふいんの森ですね!あの列車でもアテンドされていたんですね!」「ええ、素敵なご夫婦だなぁと思っていたので」

いやいや、お上手!と思いながらも、彼女の記憶力、すばらしいですね。うれしくなっちゃいます。

思わず会話が盛り上がります。

「何かの記念旅行ですか?」
「実は結婚25年の銀婚式旅行なんです…」

などと話します。それにしても、よく覚えてくださいました。「心強いです!」とお伝えしておきます。

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テーブルの上には木製の箱が置かれています。これ、お弁当なんです。「或る列車」はスイーツ列車ということで、3種類のスイーツが、まるでフルコースのように振る舞われるのですが、実は最初に軽食のお弁当が出てきます。これは青山の有名レストランのシェフによるメニューです。

改めて、我々担当の別のアテンダントさんがいらっしゃって挨拶とドリンクのオーダー伺いに。この列車、2両編成でアテンダントさんは4人のようです。いずれもきれいな方ばかり。九州の人は美しいですねぇ…と、これはKAY2ではなく、KAY1の感想です。あ、自分のことも言っているわけね(笑)。

「列車の出発前から召し上がってください」とのアテンダントさんのアナウンス。さらにドリンクもオーダーを聞きにいらっしゃいます。テーブルのお弁当の横に置かれた本日のメニューにドリンクも書かれています。

実は、このドリンクもこの列車の魅力。ワインがスパークリング、白、赤とあるのですが、いずれも、なんと飲み放題!しかも、最近評判の良い九州のワインなのです。時々種類は変わりますが、この日はスパークリングが都濃、白は熊本ワイン、そして、赤は都城でした。

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ふたりとも都濃のスパークリングを。

そしてお弁当のふたを開けます。軽食と書かれている通り、さほど量があるわけではありません。

が、最初にエビを一口味わった瞬間に、驚きの表情を見せるKAY1。「これ、スゴイよ!」

すぐに後を追うKAY2。

「確かに!」

そこから、ゆっくりと、ゆっくりと、まるで一品一品をいつくしむかのように味わう二人。

料理の素材、手のかけ方がものすごいのです。ソース一つとっても、どれだけ手がかかっているか。また、それぞれの主菜への付け合わせとして使われる野菜などの味もすばらしい!

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これは、ただものではありません。

いままの生涯で我々が食べてきた食事、その中でもトップレベルと言ってもいいくらいです。思わず、ワインが進みます。ここでも或る列車のすごさ。白、赤、スパークリング…とお願いすれば、そのたびに笑顔で持ってきてくれるのです。しかも、全部、グラスを取り替えて。この日、結局二人で10杯以上は飲んだはず…。えっと、下世話なハナシをしていいいですか?これだけ飲むと、実はワインのボトルに換算すると2本以上となります。ここで提供されるワインは、たとえば白の菊鹿シャルドネは酒屋さんでの販売価格は3000円となります。レストランではその場合、通常6000円程度。それを2~3本飲んだということは、2万円近くアルコールで使ったことになります。我々、お酒だけで、半分近く元を取ったことに!ああ、下世話すぎる話しでした。

さて、お弁当の続きです。牛肉はまるでお刺身のようにやわらかで、そして、そこに添えられたソースももちろん、美味しいですし、下に敷かれたゴボウやサツマイモもゴマのソースが実においしく、これは都城のカベルネ・ソーヴィニヨン主体の赤ワインとぴったりでした。こうして、赤、白、スパークリングを一つ一つの素材にあわせて変えていく「贅沢」を味わいます。

さらに弁当箱と同じく木彫りの容器で提供される暖かいスープは素敵な具材がいっぱい!

軽食という、文字通り、決して多くはない分量ながら、これほど満足をもたらしてくれるなんて…、

さらに、スプーンやこの後に出てくるナイフやフォークなどもすべて木でできています。ワインのグラスなどはまた九州のガラスの名工の作によるもの。食材もすべて九州(コーヒーだけは東京)のものですが、こうした調度品にいたるまでそうなんですね。

こだわりと、地元と盛り上げようとするJR九州の強い意志を感じます。

今日は雨で空も暗く、眺めもさほど楽しめません。予約時にはすでに座席の大村湾側は予約でいっぱいとれずに残念に思いましたが、この列車に限って言えば食事が楽しいので、全く問題がありません。これは意外な嬉しい誤算でした。

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そうそう、菊鹿のシャルドネですが、人気で値段が上がる前は我々、よく飲んでいました。なにせ、畑はKAY1が中学校に通っていた頃の通学路沿いにあります。そんなご縁もあり、我々は大ファンでした。ただ、一時期樽の香りが強すぎて、「やりすぎだよねぇ…」なんて印象を持ったこともあったのですが、今は、程良い樽香となっており、それを発見したのも嬉しいものでした。

さぁ、いよいよスイーツです。次回に詳しく!





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2017年版フルムーンパスの旅~17 或る列車~1

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あらかじめ特製フォルダーにパンフレットと
チケットが入れられて郵送されてきます。


博多    長崎
08:57 → 10:49 かもめ9号 白いかもめ 
長崎    佐世保
14:53 → 17:35 ある列車 長崎午後便 
佐世保   博多
17:43 → 19:35 みどり26号 



今日はいよいよ今回の旅の最後の大イベント、「或る列車」に乗る日です。

KAY2は早朝の4時前に変な夢で目が覚めます。その後もうつらうつら…。7時にKAY1が起床。準備をして8時40分に部屋を出ます。福岡の天気は雨。フロントでビニール傘を1本借りて出ます。

今回の旅、初日は台風21号の影響で交通が乱れ、一部の行程を変更せざるを得ませんでした。そして、今回旅の終わりが近づくと、今度は台風22号が接近してきます。そのため、当初の1週間予報では今日、雨は降らない予定だったのが、しっかりと雨に。10月後半の旅行、1週間で2回も台風があたるなんて、ホントに珍しいことですね。

土曜日、駅は昨日の通勤客ラッシュとは違い、観光客でにぎわっています。いずれにしても福岡、博多駅は毎日混雑するんですね。新幹線駅は改札内に2軒のコンビニがありましたが、在来線はわからないので、一応改札外のシアトルズベストでコーヒーを購入。乗り込む「かもめ」には車内販売がないのです。あとで改札に入るとしっかりとファミマがありました。コーヒーもこちらで購入できます。

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「かもめ」には2種類の車両がありますが、今回は白いかもめを選んでいます。革張りのシート、グリーンの展望の贅沢をKAY1にさせたいと思ったからです。

乗り込んでしばらく、KAY1に感想を尋ねると、「揺れるけど、開放感があって、楽しい!」と言っています。

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先頭のグリーン車です。


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走行中は運転席との曇りガラスの間仕切りも透明に。


革張りのシートはある自動車メーカーのシートの端切れをうまく集めることでコスとを浮かせたといいます。以前乗った時は黒でしたが今回はブラウン系。黒の端切れが足りなかったかな?

遠くの山を見ながら筑紫平野を俊足で駆け抜けるかもめです。毎年のように長崎に仕事で行くKAY2にはなじみの景色が続きます。KAY1は興味津々という感じで窓の外を見ています。

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残念ながら天気は雨。


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懐かしい塗装のキハ66系が迎えてくれます。


KAY2はここ数日の旅の記録をポメラで打ち続けます。そして、2時間弱で長崎に到着します。

駅を降りるとすぐに腹ごなしを…とKAY2は勝手知ったるアミュプラザに。大好きな「カッチェル」がお休みなので、代わりにチャンポンの場所を探していたKAY1が「アミュプラザにあるみたい!」と教えてくれたのです。すぐにKAY2もネットで確認してみると評判の良いお店です。「皇王皇」という中華料理のお店です。

開店前にはすでに人が数人並んでいます。

11時ちょうどに開店。

このあと、3時はまた食事となるので、ここでは軽く、二人でチャンポンと餃子のセットを1人前頼み、二人で分けることにしました。実は、お店の表には「お一人様最低でも1品オーダーをお願いします」と書かれていますが、我々の事情を察してくれたのか、にこやかな女性スタッフさん、OKしてくれました。

餃子、昨日のお店もそうでしたが皮が薄めでパリパリ。子供の頃から親しんだタイプの餃子でうれしくなるKAY2です。そしてチャンポンは上品な塩加減。なんと小さいながらも牡蠣まで入っている!

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さすが人気店。おいしい!


小腹を満たし、満足の二人です。

お店はいつの間にか満員状態。人気のほどが伺われます。若い男性スタッフは忙しすぎるのか、険しい表情でお客さんに対応していたのが印象的でした。我々、開店と同時に入り、ラッキーでしたね。

長崎では晴れていたら街を歩き回りたいと思っていたので、ここで3時間ちょっとの時間をとっています。

まだまだ時間があります。雨が降ったら…、県立美術館にいこうか…と話していました。港沿いに立つ素敵な眺めの美術館です。そこで、企画展で何をやっているのかを見たら…、お、「さだまさし展」ではないですか!

実は、KAY2は生まれる前からさだまさしのファンだったりします(笑)。さださんのおじいさんが島根出身で、さださん自身の奥さんがKAY2の母校出身(学校創立以来最高の美女と誉れ高かったそうです!)ということは関係ないです。(笑)

さださんを音楽やトークの師匠と思っているKAY2です。

一方で、さださんの音楽が苦手なKAY1です。「えええええ?まさか行こうと思っていない?」と尋ねてきます。

まさか、じゃなくて、ま・さ・し。もちろん、行くよ!

行かないわけにはいかないっ!と鼻息も荒くKAY1を説得します。

というわけで、雨の中、超すっ飛ばすタクシーで美術館に。

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美術館の展覧会にもかかわらず写真撮影可の展示物も!


美術館に到着して、運転手さんに「帰りのタクシーって電話ですかね…」と尋ねると、いくらでも、この辺はいるし、あそこに止まっていたりするよ。と指さす道路の反対方向にはたしかに1台空車が止まっています。

展覧会を見終えたKAY2は大感激です。「あのね、さださんはね自身が偉大なプロデューサーなんだよ。しかも自分でなんでも出来ちゃうから、歌も作って歌うし、小説も書くし、落語もしちゃう。オレの夢だね」。KAY1も「たしかにスゴイ人だね…」と認めます。さらに、彼は若い頃から年輩の方たちにずいぶん助けられていることもわかります。或る種、そんな年輩者を惹きつける魅力があったのでしょうね。KAY1は「老人タラし!」と表現していますが。(笑)

ところで、KAY1、今回の旅の2日目で「ゆふいんの森」号に乗った時、となりの老婦人が「さだ展、みてきたのよぉ!」と話していらっしゃるのを聞いていたのです。そのときは何処でやっているのかな?と思っていたのですが、まさか、そこに我々も戻ってくるとは!と心の中で驚いています。

そういえば、展示物を見ているお客さんは圧倒的に団塊の世代から上の方です。そして、たまに若い女の子がいると「さだまさしって、おばあちゃんが大好きなんだ。だから、今日は見に来たの…」なんて友達に話しています。そっか、もう俺たちもそれに近い世代なんだなぁと、思い知ります。

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素敵な美術館で旅行の記録を執筆中。


さて、もう少し時間があるので美術館の2階、ちょうど水路の上にかかった連絡通路にるカフェで、記録の整理。カフェも商売上手で、さだ展にあわせて「パンプキンパイとシナモンティーセット」なるものをメニューに掲げています。

水路を眺めながらのコーヒータイムは優雅です。我々が入ってしばらくすると、いつのまにか満席になっています。人気スポットのようです。

最後に土産物を少々見て、美術館の外に出ると、ちょうど、美術館にお客さんをつれてきたタクシーが。これさいわいと乗り込みます。雨足、強くなってきました。帰りの運転手さんもすっ飛ばす、すっ飛ばす。長崎駅ではまだまだ時間があるのでアミュプラザや西友をのぞいたりします。西友、お魚売場では、新鮮なアジやブリなど、地元産がかなり安く売られています。そうでした!長崎は漁業の県でもあるのですね。

さて、「或る列車」の乗車時間が近づきました。この続きは次回!


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仙川に新たなイタリアン~トラットリア・フィーロ

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そう、「串焼き 一番」さんの2Fです。さらにすぐ隣は「ばかたれ」
「まや徳」、向かいは「磯春」と名店揃いの一角。


仙川駅からちょっと歩いた所、不思議に名店が集う一角、その2階にあった「あわキッチン」さんが突然閉店。ああ、閉店しちゃったんだ…と思っていたら、ある日、突然イタリアンのお店が。

KAY1はすぐに調査。「ねぇ、まめぞうさんが食べログにもう記事を書いているよ!」

さすが、まめぞうさん、早い!

さて、さかのぼること10時間、前日、木曜日。食いしん坊な我々の会話はもう翌日の食事のことに…。

「ねぇ、クリーム系のソースのかかったお魚を食べたい」

「ふむ。そうなるとイタリアンじゃないね。フレンチだ。じゃ、幡ヶ谷とか、代々木上原にする?」

なんて会話をしていたのです。そう、明日は週末、どうしても洋食を食べたかった我々。

翌、金曜日朝になって、上記のように、KAY1がまめぞうさんの記事を発見。「ここ、面白そうだね!」

さらに、その数時間後、当ブログに色々と情報を提供して下さっている「仙川くん」からもコメントで「トラットリア・フィーロ」に触れて下さいます。仙川くんも情報早い!そして、このナイスなタイミング…。

となると…、そう、もうこの日はここしかないでしょ!え?フレンチはどこに行ったのかって?いや、イタリアンでも、もしかしたら、ソースのかかった…というのもあるかもしれないじゃないですか…と、いい加減なKAYS節、炸裂です。

というわけで行ってきました。(笑)

カジュアルな内装に目を奪われつつも、意外と広い店内に驚きます。そう、おそらく、前のお店から、壁などを一部取り除いたのでしょうね。

キッチンの中にシェフ、そしてホールにお一人と二人のオペ。お二人ともまだまだ若い方です。

そして、お客さんは圧倒的に女性!しかも、もう結構席は埋まっています。ほぉ、快調な滑り出し!

流れるジャズを聴きながらメニューは、と見てみると…、なぁるほど!お魚が数種類、料理法などで選べるのは大きなチャームポイントですね。そう、今日はお魚を食べたかったのです!

思わず若い気のよさそうなホール担当のお兄さんに聞いちゃいます。「あの、このムニエル、ソースはかかっています?」「はい、バジルベースのソースが…」すぐにシェフに確認してくれます。

というわけで、メインのお魚は「いさきのムニエル」に決定。さらに、お肉はまめぞうさんの記事にあったように、牛が売りのようですが、これは次回の訪問に取っておいて、豚を。「イベリコ豚のハーブグリル」。さらに、前菜ではソースの言葉に惹かれて「広島産かきのムニエルバジルクリームソース(やった!クリームベースだ!)」、「インカのめざめとアンチョビーソテーとラクレットチーズ」…と頼みます。

ワインは…と見ると、まだ「ならし運転」ということで、まだボトルはなく、グラスのみの提供。泡を頂きます。そして乾杯!本日、ワインセラーが届いたそうで、今まもなくボトルも置かれるそうです。そう、お店はまだ、これから進化中!そうそう、クラフトビールもコエドが何種類も!嬉しいですねぇ。

そして、ほどなく出てきた料理は…、

やった!いいお店ができたぞ!!!このお店、気に入った。通っちゃうぞ!

これ、結構凄いことです。というのも仙川はイタリアンの激戦区。いくつもお店があり、それぞれに魅力があります。でも、結局、我々が通うお店は、これもまめぞうさんから教えていただいた「ラ・マンチーナ」、「W Sengawa」以外はさほど多くないのです。ということは、これは事件です!

もう、それで、心の中の思いを言い切っちゃった感じなので、ここでこの記事、終わってもいいのですが、せっかくです。料理の写真でみなさんもお店を味わってください!

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インカはほくほく。熱々のチーズが実に美味!


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ぷりぷりの牡蛎!


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サクッ&ほっこりとしたムニエルもさることながら、
盛りつけも美しい!


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噛めば噛むほどにお肉の味わいが広がります!


ワインについては、ホール担当の方、「私はソムリエではないのですが、自分が気に入ったワインを皆さんにも味わって欲しくて…」とおっしゃいます。我々もこの日のグラスワイン、「ベビードール ソーヴィニヨン・ブラン」ニュージーランドらしい、若く弾けた味わい、もの凄く気に入りました。

最後にシェフがこうおっしゃってくださいました。「ソース、お好きでしたらリクエストいただければ、メニューになくても作っちゃいますので、どんどん言ってくださいね!」

うれしいじゃないですか。このシェフの素敵な心意気にも拍手!


トラットリア・フィーロ (trattoria filo)
  ランク:A+
  電話:03-6873-8425
  住所:調布市仙川町1-21-7 2F
  時間:18:00~24:00(LO~23:30)
  定休:火曜日
  値段:5000円~
  場所:仙川駅 徒歩4分
  地図はこちら
  メニュー例:イベリコ豚のハーブグリル 1、600円 
  クレジットカード:可
  HP:https://filo.knockdice.com/






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「あかべこ Plus」オープン。究極のお店かも…!

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エレベーターで4Fに上がると…。



連載している「フルムーンパスの旅」まだ続きますが、次の記事、もう少し待ってくださいね。

さて、今回は地元仙川のお店の最新情報です。

調布駅のそばから仙川に引っ越して10年ほど…。数多くの飲食店を愛するKAYSですが、こと、焼肉に関しては絶対的な信頼を寄せる「あかべこ」。

昨年末、お店に伺おうと向かったら…、あれ?お店、中ががらんどうだ!

そう、なんとお店が無くなっていたのです。特に情報もなく、悲しい思いをしていたのですが…。

すでにツイッターでご紹介したように、みずほ銀行前の商業ビル。建て替えになりました。そして、その4Fに「あかべこ Plus」の看板が。それを見て、おお、場所を変えてリニューアルなんだ!と、一転、大喜び。

でも、いつオープンするんだろう?

まず鳥貴族とローソンが再オープンし、そして新たに糖尿病専門のクリニックができ…、毎日ビルの入口を覗くのですが、張り紙もなし…。

そしたら、本日。商店街のあの、名物放送。「な、な、なかや」でお馴染みの、ゆる~い、独特の放送。耳に入ってきたのが「あかべこ Plus、22日オープン!」の声…。

え?22日って、今日やん…。

降りしきる雪の中、あわてて、ビルに向かいます。1Fのエレベーターの周りにはお花が沢山…。おお、本当に今日がオープンなんだ!こうなるといてもたってもいられません。すぐに電話して予約を…。当初満席との話でしたが、幸い希望した時間をずらせば大丈夫そう!やった!

というわけで予約した時間、降りしきる雪に立ち向かいながら向かったお店(この日、東京は大雪警報が発令中です)。

エレベーターを降りて、まずびっくり。おしゃれな引き戸。おお、これはものすごく高級感が漂うじゃないですか。そして、入口にはあの調布の名焼肉店「徳」さんの花籠も!

ま、まずい、値段を調べていなかった。超高級店に様変わりしていたらどうしよう…。あわてて財布の中身を確認します。

お店に入って驚きました。

内装、素敵過ぎる!

しかも、窓際にはカウンター席も!グリルが3つ。7つ椅子が並んでいます。お店の呼び名も「カップルシート」!アツアツの二人がアツアツの焼肉を仙川の夜景を楽しみながら食べる…新たな仙川の人気スポットとなりそうな予感!(^^)

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カップルシートは予約したほうが良いようです。


全体に、テーブルも、座席も面積を広く取ってあり、贅沢な空間です。あ、これは「接待」に使える焼き肉屋さんだ!調布の「徳」さんを思い出します。でも、「徳」さんは、目玉が飛び出る値段でした。

恐る恐るメニューを見て見ると…。

ほっ。こちらは、リニューアル前と値段はそう変わらず…。おお、この雰囲気でこのお値段。これはコスパバツグンじゃないですか!

入口には大きなワインセラーが。以前も目にしたオーパスワンもありますし、それ以外にも様々なワインが。もちろん、注文できるそうです!

もう一つ、大きく変わった点があります。旧「あかべこ」は炭火ベースでした。炭火の焼肉、それはうまく火が通ると実においしい焼き肉になります。反面、火力の調整が結構大変。我々客としては、なかなか扱いには難しいものがありました。今回は新たに、最新技術を投入した無煙ロースターを導入。

こちら、火の調整はテーブル表面の操作盤を使えば非常に簡単。そして、焼き具合もそのおかげで細かく調整できます。

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これが操作盤。お店の方の呼び出しもできます。


お店の人は炭火からの脱却をかなり心配されていたようですが、実際に使ってみると、これはいい!

また、無煙を謳っているとおり、煙も強力に吸収してくれます。これ、実は喘息持ちのKAY2にとっては非常にありがたいのです。いや、焼肉の煙ではなく、周りのお客さんのタバコの煙。実際、この日、お隣のテーブルには喫煙のお客さんが3人。ひっきりなしにタバコを吸っておられましたが、煙は見事にロースターに吸い込まれ、ほとんど、我々はタバコの匂いを感じる事がありませんでした。

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「旧・あかべこ」時代と変わらぬ、素晴らしい品質のお肉!


さて、一番大切なのはお肉の味。リニューアルされたお店というのは、大概、そのコストを回収するために、一時的に質や味が落ちることがあります。でも、この日いただいたお肉は以前と変わらず、素敵な味わいでした。

「日本ビール大ジョッキ党」党首であるKAY2はビールの大ジョッキが無くなったのだけが不満だけど、後は満点!と叫んでしまいました。

そうそう、この日は開店初日ということで特別だったのか、付け出しとして、「もつ煮」が出てきました。バツグンのお肉を誇る焼き肉屋さん、その煮込みなんて最高じゃないですか。ホント、見事な味わいでした。このアイディア、素敵ですね。今後もメニューとして定着するといいなぁ…。

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今まで食べた「もつ煮」のなかでも
トップクラスのお味でした。


満を持してリニューアルした「あかべこ Plus」。

あれ?Plusってどういう意味?

尋ねたら、アルバイトの方が答えてくれました。

「接客もそうですが、何事についても、従来のあかべこの一歩先を行くサービスを提供するという意味です!」

あかべこさん、素敵なスタートですね。これからも頑張って、おいしい焼き肉で仙川に住む&来る人たちを楽しませて下さい!


あかべこ Plus
  ランク:AA
  電話:03-3308-4419
  住所:調布市仙川町2-21-13 仙川ビルB館4F
  時間:17:00~24:00
  定休:火曜日(祝日営業・翌日代休)
  値段:5000円~
  場所:仙川駅 徒歩1分
  地図はこちら
  メニュー例: ロース 950円 
  クレジットカード:可
  HP:




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石見交通バスの回送車で、あれ!?

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フルムーンの旅シリーズ、今回はお休みです。

というのも、先日田舎に帰省した時に、ハッとしたことがあるんです…って、別に深刻な話ではなく…。

上の写真、はい、バスです。

わが田舎を走る石見交通バス。地元民の頼りになる足です。ちなみにKAY2は子供の頃からこの車体の配色が大好きです。それはさておき…。

さて、高速バスを待つあいだ、浜田駅前で、次々と来ては去る路線バスたちをぼーっと眺めていたら…。

ん?

拡大すると…。

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ん?もっと大きく?

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そう、「回送車」なのですが、何かいつもと違うぞ…と目をこらしてみると

すみません回送中です」との表示。

なんと丁寧な!

単に「回送中」と表示するのではなく、ひとこと、「すみません」なんて…。

調べてみたら、もう10年ちかく前から、全国のバス会社の中にはこの表示を採用しているところがあったんですね。確かに、やってきたバスを見て「回送車」と表示されたときのガッカリ感は…。そんな気持ちを少しだけ和らげてくれる粋な計らいですね。

でも、これ、実際に、自分が大好きな石見交通で見ると嬉しくなってしまいます。

そうそう、宮崎県のバス会社では、一台だけ、「すんません」と、ぐっとくだけた語調の表示となるバスがあるそうです。それに出会うと幸せになれるとか…。あ、井の頭公園の1台だけある雄のスワンボートなんてのもそのたぐい…。

そういう貴重な1つを作り出すのも楽しいですね。

石見交通がそんな1台を作るとしたら、もちろん、石見弁。

「わるいのー、回想中だけーのー」

となるのか、

「いけんわー、回想中なんよぉ…」となるのか。

妄想の膨らむKAY2でした。(笑)


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2017年版フルムーンパスの旅~16 おれんじ食堂~2

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薩摩高城駅では車体はぐっと傾いて止まります。


5日目

博多  新八代
08:38 → 09:26 さくら405 6号車指定席
新八代 川内
10:08 → 14:19 おれんじ食堂2便
川内    博多
14:51 → 16:14 さくら560号 



出水の停車時間を利用して駅周辺を歩き、再び車内に戻ると料理の良い香りが漂います。運転台と客席のあいだ、実はドアなどのしきりはありません。したがって、この香りは運転台にも届いているはず。運転手さん、そんな中、平常心で運転しなければならないなんて、大変ですねぇ

出水ではアテンダントさんの一部が入れ替わります。

出水はツルの渡来地として有名です。この時期、すでに数千羽のツルが出水には来ているそうです。そこで、出水から乗り込んできた乗務員のお一人が運転台の横に。「見えた?」「いや、まだですねぇ…」と若い運転手さん。ツルも確認しながら運転しているんですね。サービス精神いっぱいです。

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メニューはこちら。


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そして前菜が。美しい盛りつけです!


料理は最初に前菜から。これも地元の食材を活かした料理が並びます。さらに、その後、スープ、魚料理と続いていきます。この日は洋食でしたが、時期によっては和食の時もありますし、料理内容も定期的に変わるようです。ですから、おれんじ食堂、気に入ったらリピートされる方もいらっしゃるでしょう。実際利用した後、我々もまた利用したいなぁ…という気持ちになりました。

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メインのお魚、真鯛は鹿児島産。


実はここで事件が起きます。前菜を配り終えたとたん、隣のグループのテーブルで「ガッシャーン」と激しくガラスの割れる音がします。見ると男性のお客さん、配られたばかりの前菜セットのお皿を床に落としてしまったらしいのです。しまった!という表情の男性。「お怪我はありませんか?」とすぐに2人のアテンダントさんが片づけます。ああ、かわいそう、落としちゃったんだ!せっかくの前菜だったのにと我々も同情します。ガラスなどの片づけ処理がおわったテーブル。彼の目の前にはちゃんと前菜のお皿が置かれています。あれ?思わずアテンダントさんが通りかかったときに尋ねてみると、こうした非常事態のために、料理は多めに用意してあるのだそうです。なるほど!

さて、もう一つハプニングを。列車はかなり揺れるとのことでしたが、実際ここで我々のワインボトルが突然手前に倒れてきてしまいました!かなり焦りましたが、このワインボトル、スクリューキャップ方式で、グラスに注いだ後は念のため必ずキャップしていたので、中身がこぼれずに助かりました!みなさんも利用される際はご注意を。

通路は挟んでいますが、我々の横並びの座席も海側を向いています。食事をとりながら、目の前に広がる海を眺めながら…というのは、本当に贅沢です。

窓の外に大きなAMラジオの送信アンテナが見えます。ついつい反応してしまう電波大好きのKAY2、写真を一生懸命とるのをKAY1が冷ややかに眺めています。

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我々が頼んだドリンク…。


折口駅を通過してからの海の眺め、今度は白砂の浜も見え、いままでとやや違う景観を楽しめます。

やはて対岸に風力発電の大きなアンテナが見えてきました。そんなところも、とりこぼすことなく説明をしてくれるアテンドさんに感謝です。

食事の途中でも小休止があります。阿久根駅で再び停車します。この駅も水戸岡さんのデザインということで、外に出て外観を見てみます。中には食堂があり、中国からの団体さんでごった返しています。。

ふと気づくと、この時点でもうすでに3時間乗っていることになります。が、「それを感じさせない旅だよね」とKAY1。確かにここまであっという間でした。この先、旅の残りは1時間を切っています。

ここでメインのローストポークが出てきます。ワサビの効いた醤油ベースのソースでいただきます。ローストポーク、大きな固まりを切ったものを大皿で出してきて、それを目の前で分けてくれます。ここまで結構たくさん食べてきているハズなのに、お肉を見るとまたお腹が空いてくる不思議…。

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ローストポークが!


いただいている熊本ワインのマスカットベイリーAも、ローストビーフにぴったりでした。

阿久根を出発すると、やがて、右にスターゼン、左に横浜・日栄食品と食肉加工の工場が並びます。お肉の街なんですねぇ。

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一時曇ったものの、海の眺めは相変わらず素敵です…。


そして、次の停車地、牛ノ浜では12分停車です。ドアは開かないけれど、窓からの東シナ海の眺めを楽しめます。

アテンダントさんの説明を聞く度に「私、九州出身なのにぜんぜん知らなかったわぁ。ふるさと再発見って感じ!」と繰り返し感想を話すKAY1です。


「くまモンラッピング列車」、動画でお楽しみ下さい!


さて、西方駅ですれ違いの停車をしていると、突然BGMが森高千里さんの歌う「くまモンもん」に。え?と思ったらすぐにアテンダントさんの解説が。実はくまモンのラッピング列車とすれ違うための演出だったんです。今度も「手を振りましょう」のアテンダントさんの一言に、応じる素直な我々乗客です。すれ違う電車のスタッフも乗客も手を振ってくれますが、その中の一人の高校生らしき男の子は「かったるいなぁ…」という表情で眠ったフリ。そういう時期だよねぇと自分たちの若い頃を振り返る二人です。

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こんな海を眺めながらの散歩です。


そして、最後の途中停車駅、薩摩高城駅では、車体が大きく傾いて停車します。ここでは海の見える場所まで、アテンダントさんにリードされて、お散歩です。しかし、外の暑さに驚きます!ネットで調べてみると、現在、近くの川内で28度という表示。しかも湿度が高い!歩くと汗が吹き出してきます。さすが九州南部…、というわけではなく、おそらく、近づいている台風が持ってきている南の風のためかもしれません。

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各停車駅では、入口に出発時刻の表示がされています。


車内に戻ると冷房を心地よく感じます。もうすぐ11月なのに!

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いよいよ最終ラン。15分ほどの乗車で終点の川内です。

ああ、楽しかった!降りるのがもったいない。「このまま折り返したい!」とKAY1。

到着して、降りるお客さんたちからも口々に「楽しかったねぇ!」との言葉が出てきます。

途中のマルシェでいただいたおみやげも含め、車内で出されて胃袋に収まらなかったものを入れた紙袋はパンパン。二人分ということもあり、ずっしりと重く、指がちぎれそうです!

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これだけのお土産になります。ああ、リッチな気分!


そうそう、今回のように満員にならないのであれば、直前の天気予報を見て、晴れるとわかれば予約を入れる!という方法も。次回以降、そうした利用をしてみてもいいかもしれませんね。

料理だけをとってみると、これで一人2万円強という値段を少々割高に感じるかもしれません。が、おみやげがあったり、スタッフのサービスがあり、そして、なんといってもこれだけすばらしい景色を堪能できるという「体験」でいえば、これは決して高くない経験ではないかなと思うKAYSです。

ホームを降りて前方に進みます。おれんじ鉄道、川内から先はJR線となっています。そっか、ここからは収益が見込めるから第三セクターにならなかったのですね。きびしい現実を思い知ります。

でも、逆に、おれんじ鉄道のなんとしても客をつかもうとする努力、ものすごく感じました。

がんばれ!おれんじ鉄道!

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新幹線の川内駅は他の地方駅と同じで、ときおりサラリーマンが出入りしますが閑散としています。そんな中で30分ほど時間をつぶし、新幹線に乗り換えます。

乗り込むとすぐに爆睡。気がつくと、博多駅直前でした。

フルムーンパスの旅、このまま新大阪にでも行き、そしてまただるまに寄って帰ってくるのもいいのですが…。(笑)

新幹線の博多到着は16時14分。ホテルの部屋に着いたのは16時19分。まるで近所に出かけたような、そんな気軽さとともに、充実感あふれる旅でした。

ホテルでは少し休憩です。

まだ早い時間ですが夕食に。KAY2は「酒一番!」と叫びますが、もう17時を過ぎています。今から向かうと、もう満員の可能性が。微妙な時間と言うことであきらめます。が、博多駅、昨今はどんどん新しい飲食店ができて魅力的。駅チカですませることにします。

地下街をさまよい、どこにしようと話します。KAY1はお肉主体で!と話し、KAY2はビールとワインの両方のみたい!と主張。そうなると、あのお店しかないでしょう…ということで、再び、「ボンマルシャン」の前に。

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メニューは赤白そっくりのものもあれば、
独自のユニークな料理も。


大阪で「赤白」に惹かれる我々。やっぱり、同じスジなんですねぇ。

この日はお店のオススメと書かれたものをメニューで。どういうわけだかフレンチのお店なのにオススメの「焼き餃子」、そして、串カツのポルチーニソース、そして、奮発して「ステーキのロッシーニ風」。贅沢しています。さらにワインを見てみると、我々の大好きなドイツ、フーバーのピノノワール(ドイツではシュペートブルグンダーという名前になります)が!

餃子は薄皮がパリパリと焼かれていて、我々の好み。味わいもしっかりとしています。お店のすすめに従い、オリーブオイルと岩塩でいただくというのは、初体験でしたが、悪くないですねぇ!

そして串カツは大阪風ではなく、ロース肉は串焼き風のカット。そして、ロッシーニ風はソースも本格的。

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美しくカラフルな盛りつけのステーキ、ロッシーニ風です。


大満足でお店を後にします。

ああ、こんなお店、今度は仙川に、いや、せめて新宿あたりにほしいなぁと思う二人でした。

この日はこのあと、コンビニに寄り、早めに就寝です。明日は大きな行事がひかえています。ある列車、いや、「或る列車」という名前のある列車(ややこしいぞ!)に乗るのです。

では、おやすみなさい!

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おれんじ食堂、降りる頃には
このロゴが愛おしく思えてきました。






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2017年版フルムーンパスの旅~15 おれんじ食堂~1

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新八代の駅のホームにて。


5日目

博多  新八代
08:38 → 09:26 さくら405 6号車指定席
新八代 川内
10:08 → 14:19 おれんじ食堂2便
川内    博多
14:51 → 16:14 さくら560号 



フルムーンパスの旅、5日目となりました。今日も快晴!晴れ男のKAY2、絶好調です。

7時に起床。KAY2は30分遅れ。それでもホテルのロビーからコーヒーを持ってきて飲む余裕。昨夜のシラノ・ド・ベルジュラックさんでおみやげにといただいた、自家製のおいしいパンと渋皮のパイをいただきます。

ホテルの入り口から駅の改札まで時間を計ってみるとぴったり2分!近いと素敵。さらに、新幹線に乗り込むまで、この日は混雑のため、エスカレーターでやや待ちますが、それでも3分。あわせて5分で車上の人に。

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まずは新幹線からスタート。


新幹線、今回の旅行では初めてJR九州の車両に乗り込みます。いままではグリーン車のあるJR西日本の車両でした。しかし、今日の旅程ではグリーンの新幹線が乗り換え上不便だったため、今回はグリーン車のないJR九州の車両にしたのです。

乗り込んでみるとKAY1はこの車両、始めてのようで、感心しています。

「明るいわ!」
「広いわ!」
「快適だわ!」

そう。室内は明るい白木のイメージでできており、全体に明るいインテリアなんです。JR九州らしい遊び心も随所に。たとえば、床は小さなツバメのデザイン。窓のブラインドは簾風。乗って楽しいJR九州マインドは新幹線も例外ではありません。こうして乗っていると、もしJR九州がグリーン車をデザインしたらどうなっていたかという興味も湧いてきます。

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すだれや暖簾が印象的なJR九州の新幹線車両。


新幹線車内では文章をまとめるのに忙しいKAY2です。

新八代駅でホームに降り立つと、一面に稲の香りが…。おお、田園ですねぇ…。KAY2の実家と同じ香りがします。ホームの高架横には田圃が広がります。新八代で降りるのは2度目ですが、こんなところに新幹線の駅が…という驚きを今回も感じます。

トイレをすませ…、ここでも洗浄シャワーつきのトイレ。昨今はどこもトイレが快適です。

かつての在来線、現在のおれんじ鉄道の駅に移ります。広い渡り廊下の構内、改札の前に小さなテーブルと若い制服姿の男性がポツンと立っています。そこに若いカップルが…。我々と同じおれんじ食堂のお客さんですね。そう、ここで受付をします。

男性から簡単な説明を受けますが、最後に「入線は50分ごろになります」との説明が、鉄道ファン向けの言葉ですねぇ…。(^^)

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列車表示にもしっかりとおれんじ食堂の名が。


おれんじ鉄道のホームに降りてみると、遠くの待避線に、すでにおれんじ食堂の車両が止まっているのが見えます。ホームで待っている今回の乗客、新八代からは我々も含めて8人程度のようです。

やがて、ディーゼルのおれんじ食堂がエンジン音を響かせながら入ってきました。

我々の車両に乗り込んでみると…、あれ?他のお客さんはみんなもう1両の方に。この車両には我々だけ?と一瞬思いますが、テーブルは我々の他、10人程度、おしぼりなどがセットされています。

他にお客さんがいないことをいいことに写真をバンバン撮りまくります。噂に聞いていましたが、水戸岡鋭治さんのデザイン、いろいろなところに遊び心のデザインがあり、楽しいのです。この列車も暖簾がかかっていますし、地元の産物をならべた陳列ケースや様々な絵。そして、全体に白木を多用した明るい作りになっています。また、1号車と2号車でデザインがまた異なっているところも遊びですね!また、全体のトータルのコーディネートはスキがありません。小山薫堂さんのプロデュースと聞いていますが、なかなかの力作です。

デザインだけではありません。感心したのは、窓ガラス。ピカピカに拭かれているのです。綺麗に磨かれた窓ガラスに景色が。会社の思い入れを感じます。

また、座席の配置もユニークです。海側のカウンター席だけでなく、山側も海に向いており、海をみなさんが楽しめる仕掛けになっています。

先頭の運転室の隣にはおもちゃのように小さな座席。子供さんが喜びそうですね。花も置かれて、素敵な空間を演出しています。

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先頭には小さな座席が二つ。


軽快なジャズが天井近くに取り付けられたボーズのスピーカーから流れてきます。おお、いい音だ!こんなところにもこだわりがあるのですね。

発車の3分前にアテンダントさんが鐘を手に持ち鳴らします。

もう少しで発車と言うときに、10人ほどのグループが息せきって飛び込んできました。ぎりぎりセーフです。男性3人女性7人の合計10人のにぎやかなグループ。これは車中、盛り上がりそうです。

1分前のコールがあり、いよいよ出発。

カウンターには黒い箱が置かれています。ポップには「ご自由にお取り下さい…」と書かれており、中にはマドレーヌが。さらに煎餅のガラス瓶も。

テーブルには晩白柚のケーキとミネラルウォーターが。おしぼりも置かれています。

アテンダントさんは女性が2人と男性が1人。男性の方はさきほどの受付をしていた若者でした。おお、一人で何役も。JRもそうでしたたが、マイクを使った観光案内もこまやかです。一方で、アットホームさを感じさせる、手作り感が満載な雰囲気です。

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こんな風にテーブルがセットされています。


みなさんの予約の参考になればと記しますが、先頭車の座席A1番~4番は海に向いたカウンター席となっています。ただし、A1番は目の前は壁となっています。この車両も改造車ですから、もともとは戸袋の位置なのでしょう。ただ、左を向けば先頭部の窓から外が見えますから、それほど不利な席というわけでもありません。テーブルはA5番~8番と長椅子になっています。そしてその後ろもテーブルが席が。我々が利用したのはAの5番と6番でした。

最初の駅を出ると、晩白柚(ばんぺいゆ)の紅茶がふるまわれます。香りを楽しみますが、こうした地元の名産品を使った飲料や食事、そして、後ほどふれますが様々なおみやげや、販売品と、徹底して地元を盛り上げようと言う工夫がされている列車です。なお、紅茶にしてもコーヒーにしても、カップの1/3くらいしか注がれません。車内が大変揺れて、なみなみと注ぐとこぼれて危ないからという、「安全」のためなので、決して「出し渋っている」わけではないのです。念のため…。(^^)

やがて球磨川を渡ります。

観光案内もこまやか。「右側の畑をごらんください!あの木についている白い包み。あれがみんな晩白柚なんです」。という具合。

コーヒーのサービスはすべてのお客さんに共通。それ以外のソフトドリンクが食事サービスのお客さんにのみ提供されます。

到着する駅には、オレンジのポロシャツを着て、オレンジの手袋をしたたおばちゃんたちが切符売り場に、あるいは改札で働いています。おばさまパワーを活用した鉄道なのですね。それにしても、このオレンジ色、スタッフさんの衣装もそうですが、列車の中のランチョンマット(これは揺れるテーブルではグラスなどの滑り止めとなるので必須)など、いろいろなところで、統一感を出しています。これも徹底していますね。

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到着後すぐに出発するはずの日奈久でなかなか発車せず、スタッフはなにやら無線で連絡。近所の商店のオジサンとおぼしきエプロン姿の人が何かを息せきって届けてくれて無事発車。こんなところも、地元密着という雰囲気ですねぇ。

BGMはジャズから70年代のイージーリスニングに変わっています。懐かしい「みずいろの恋」、「ロミオとジュリエット」など、「ベタ」な70年代。今となってはなかなかユニークな選曲です。八代海が見えたときにはロマンチックなジャズ・ボーカルが大きくな音量でかかるなど、結構、こだわりがあるのかもしれません。実は2号車のBGMは別で、同じボーズのスピーカーからカーペンターズが流れていました。

発車直前に飛び込んできた10人のグループは7人が女性と書きました。そう、女性が圧倒的、みなさん、実に楽しそうな表情です。列車に乗り込んだ瞬間から「すごぉーい!」と感激の声を上げています。

そして、今度は地元のちくわが小皿に乗って出てきます。これが、さきほどのオジサンが慌てて届けてくれたものだったんです。思わずビールと叫びたくなりますが、もう少し我慢、我慢。

日奈久を出てトンネルを過ぎると右側に海が見えて、思わず息を飲みます。

絶景!

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これは、もう、最高の贅沢!


遠くに天草が見え、そして、その向こうに雲仙も。アテンダントさんもすぐに景色の説明をしてくれます。

この後、しばらく10時45分くらいまでずっと海岸線を沿って走ります。しかも海との間に電柱がなく、電線が視界を遮らないので撮影にも向いており、思わずカメラで動画などを撮ってしまうKAY2です。熊本出身のKAY1でさえ、「こんなにスゴイ景色だったの!!」と感激しっぱなしです。カウンター席に移動して、眺めを堪能します。今日も快晴のため、海はどこまでも青く、空もどこまでも青い。白いカモメが青い空をバックに映えます。

やがて、ロケットの部品を作っているという東海カーボンの工場を見て、海とお別れ。

紅茶は嬉野産だそうですが、今回のばんぺいゆの紅茶は今日から始まったサービスなのだそうです。

佐敷では15分停車です。列車の先頭部分のカウンターに出発時間が掲示されています。

そして、ホームに降りると、「マルシェ」です。おれんじ食堂の名物。停車する各駅の地元の方が「市」を出していらっしゃいます。その商品を購入することができますが、我々食堂利用の乗客は最初から4枚、各マルシェのおみやげ引換券をもらっていますので、それでどんどんおみやげがたまっていくシステムです。そのために、最初からおれんじ鉄道のロゴが入った紙袋も配られています。

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4枚の引換券。


ここでは「英理郁」というお店でしょうか。そこのカレーパン、サーターアンダギーとの引き替えが。カレーパン、なんと揚げたてで、中のカレーにはお肉も沢山!揚げたてのカレーパンって、こんなにおいしいんだ…と、普段カレーパンなど見向きもしないKAY2,認識を新たにします。

戻ってくると車内は冷房が入っています。そう、この日、温度が急に上がってきたんです。

出発と同時に、カレーパンを売っていた方も、駅のスタッフも出てきてお見送りです。おいしかったカレーパンの感謝を込めてこちらも手を振ります。形だけのバイバイと違い、心がこもっちゃいますね。

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カレーパン、おいしかった!


「こうして、時折、駅で降りてみるのも楽しいものね」…とKAY1。なにせ4時間近くにもなる旅ですから。

しばらく複線区間となり、湯浦を通過してスピードが上がります。

車内は笑い声が絶えません。いつもはどうなのかはわかりませんが、平日なのに、これだけのにぎわいだと、成功だなぁと思います。ちなみにこの食堂となっている1両目の車両は23人が定員です。

やがて右側に岩肌の断崖絶壁が見えてきます。アテンダントさんから説明がありますが、この絶景、九州出身のKAY1も知らなかったとか。

前述のようにガラス窓がピカピカに磨かれているので、本当にきれいに景色が楽しめます。

水俣では14分停車。

駅舎もまた水戸岡さんのデザインだそうで、シンプル、それでいて、漁業に使うカゴを小屋に見立てたり、ユニークな仕掛けが際だちます。

ここでのマルシェでは福田農場のマーマレードなどを受け取ります。

座席に戻るとナイフやフォークが置かれていました。時間は12時前、ランチの時間が次第に近づいてきます。まず飲み物のオーダーに。アルコールなどは有料で注文の度に支払います。せっかくの列車、地元のお酒を飲みたいもの。地ビールを2種、それと、我々の飲み慣れた熊本ワインのマスカットベリイリーAを頼みます。ハーフボトルです。

県境で一時停止。境川の説明があり、橋を見ます。農作業のおばちゃんが手を振ってくれ車内ももりあがります。地元の寄り合いで「列車を見たら手を拭ろう」なんて話になっているのかもしれませんね。車内も大喜びです。そしてここでは「おれ食」と書かれた停車位置表示が見えます。ここで停車することにより1号車が鹿児島県に、2号車が熊本県内に停車していることになるのだそうです。こんな細かい所にも遊び心が。

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「おれ食」の表示。もちろん「俺の食堂」の略ではありません!


列車が動き出すと、やがて、再び青い海が見えてきます。相変わらず雲の少ない快晴。海の色はさきほどまでよりももっと深い青い色に変わっています。ここまでは八代海。もう少し先から東シナ海に変わるそうで、そんな案内もアテンダントさんから。彼、今度は「おてもやん」を歌い始めます。ますます観光バスのような乗客もみな手拍子で雰囲気を楽しみます。

出水駅には12時02分に到着。19分という長い時間停車します。というのも、ここで料理を積み込み、そして、配膳の準備をするからなんです。

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出水駅、新幹線口は巨大な駅です。

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おれんじ鉄道の方は同じ駅とは思えないローカルな佇まい。


この時間を利用して、我々は出水駅の外に出て見ます。さらに、JRの駅舎に移動して物産館も。「薩摩揚げ」だけの大きなコーナーをみつけ、鹿児島県に入ったことを実感します。ところで、おれんじ鉄道の駅は旧JR鹿児島本線の駅。寝台特急列車などの長い編成の列車も止まっていました。したがって、ホームも長く立派です。

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売店のさつま揚げだけのコーナー。さすが鹿児島県!



今回は動画もどうぞ!
自分のメモ用なので、手ぶれで見にくいと思いますが…。


さて、おれんじ食堂の料理、次回、ご紹介しましょう!






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シラノ・ド・ベルジュラック~再び、胃も心も幸せに!

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天文館通りから歩いて数分という
良い場所のビルの二階にお店はあります。


2017年版フルムーンパスの旅~14、あるお店の訪問記です。

今回の九州旅行の主目的、実はあるレストランを訪れることでした。今回の旅行記の最初の方にも触れていますが、実は我々が二十年ちかく愛してやまない東京のレストランが突然、移転してしまったからなんです。

年に必ず2~3回おじゃましていたフレンチ・レストラン、東京・初台の「シラノ・ド・ベルジュラック」といいます。

オーナーでもある加藤シェフ、独立する以前、東京・調布の「ラ・クイエット」時代から、我々はファンでした。我々のフレンチの味覚を作ったのが彼だと言ってもいいくらい!そして、ワインの味を覚えることができたのも、このレストランのおかげです。

どれだけ我々が愛していたかは以前の記事(こちら)にも書きました。そして、思いを同じくする人が多いのはグルメサイトなどに投稿された多くのレビュー記事でもわかります。

ところが、たまたま半年以上行けない日が続き、やっと予約をしようとしたら…電話がつながらないのです。

あわててネットで調べてみると…、なんと移転。しかも移転先は鹿児島県鹿児島市!

驚きました。実家のご事情?それとも何か経済的にあった?と心配になります。

でも、閉店ではなく、移転。そしてお店のfacebookを見てみると、理由は書かれていませんが、シェフはお元気で、一生懸命移転の準備をされたことがわかります。それを読んだ瞬間KAYSの二人は決めちゃいました。

「行こう!」

そこで、ちょうど、九州の列車にいろいろと乗りたい!ということもあり、年に1度のフルムーン旅行の行き先に鹿児島を入れたのです。

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懐かしい初台の入口がイラストになっているメニュー。


さて、前回の記事に書いたとおり、夕方6時をすぎ、お店に。外に掲げられた看板、初台の時と同じデザインです。階段を上っていくと、ドアが開いており、お店に。

シェフの人なつっこい笑顔が迎えてくれます。ああ、シェフ、お元気そうだ!

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店内は広々としています。


お店は以前はカフェだったところを居抜きのようにして利用されているそうです。以前の店舗に比べればかなり広いスペースです。テーブルなども、そのカフェのものをそのまま使われているそうですが、荷物置きとして、ミニチュアの木製イスがおいてあり、これは懐かしい!初台時代の名残です。このイスに感激する東京からのなじみのお客さんもいらっしゃることでしょう。

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おお、これも懐かしい荷物置きのイス。


テーブルの上に置かれたメニューの表紙も変わりありません。開いてみると、おお、懐かしいメニューの数々。ここでもホッとします。

でも、よく見ると値段は安く設定されており、さらにデザートもその料金に含まれるなど、地方で営業なさるための工夫が見て取れます。この値段で、あの素敵な料理が味わえるの?と嬉しいのですが…。プリフィックス形式で2980円。

やはり、親しんだ料理を食べたいものです。前菜には、「イワシとジャガイモのパートフィロ包み オーブン焼き」と「鶏白レバーのムーステリーヌ仕立て 砂肝サラダ添え」。スープは別料金となりますが、シラノのスープは絶品です。「ニンジンのポタージュ クミン風味」と「マッシュルームとごぼうのポタージュ」をそれぞれに頼むことにします。そして、メインは「ヘダイのポワレ ポルト酒風味のソース」と「鴨の胸肉のロースト シェフのその日の気分のソース!」

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すべての料理にふんだんに使われる野菜。
前菜のムースもこの通り!体が喜びます。


さぁて、まずはお店への景気づけとして、シャンパンを1本頼んじゃいましょう。と、見てみると、ルイ・ロデレール・ブリュット・プルミエが…。おお、初台時代には置いてなかったよね。これ、美味しいよね。でも、高いよね…。でもメニューに書かれた値段を見たら、あれ?値段が7,900円?標準的なレストラン価格からすれば、ずいぶん安いっっっ!

このシャンパン、酒屋さんで買うと、通常6000円弱します。ですからレストランでは12,000円くらいで置いてあるところが殆ど。酒はレストランにとっては収入の大きな要素なのです。ところが、シラノでのこの値段、相当にサービスしてくれています。お店の利益をお酒でしっかりと…、という風には考えていらっしゃらないのですね。素敵過ぎる!

そういえば…と、KAY1。昨年のフルムーン旅行、初日の函館、泊まったホテルがルイ・ロデレールをイチオシであげてくれたのですが、そちらでは特別に9000円代での提供を売り文句にしていました。偶然とはいえ、こうして、2年連続、フルムーン旅行で大好きなルイ・ロデレールに当たる、しかも、安価で!というのは嬉しいものです。しかも、ホテルの場合は、かなりの量を消費しますから、業者さんとの関係で安く提供ということもできるのでしょうが、こうした個人の店でということになると、なかなか、大変です。あらためてシェフと、東京にいらっしゃるソムリエールである奥様に感謝。

さて、料理の方は…、もちろん期待通り!

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こちらも体に優しい前菜!


前菜からもう、懐かしい味わい。そして、何よりも野菜を多用した優しい味わいに、シェフのお客さんへの健康への心遣いを感じます。こうした外食をすると、我々、翌朝時に少しからだがむくむことがあります。塩分が多いのでしょうね。しかし、このお店に限ってはそんなことは一度もありませんし、何より、体調はお通じを始め、良くなるのです!

そしてフレンチの神髄、ソースの味わいも見事!ああ、この味を求めて我々も東京から追いかけてきちゃったのです。昨今イタリアンのお店は多く出来ますが、イタリアンにはこのソースの楽しみが少ない。フレンチの楽しさはソースにあり!そこをしっかりと満たしてくれるのも、この「シラノ・ド・ベルジュラック」なのです。鴨の場合は店主の「その日の気分のソース」だなんて、これも新しいソースに出会うワクワク感がありますね!

東京時代と全く変わらない味わい、それを安価に、地元で提供しようと努力されている姿。頭が下がります。

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ああ、見事なポワレ!そして、ソースの素晴らしさ。


ホールで働いていらっしゃるのはなんとシェフの同級生!若かりし頃のシェフの事を色々と聞き出しちゃいました!「なるほど!」と思うような話も。(^^)

でも、何と言ってもシェフが仰っていたと言う言葉を教えてもらったのはとても嬉しかったのです。

東京から、我々と同じように追いかけて鹿児島まで来るお客さん、時々いらっしゃるそうです。そんなとき、シェフがこう仰ったのだそうです。

「自分は普通のことをやっているだけなのに、東京からわざわざ来ていただけるなんて、本当に幸せです」と。

いや、シェフ、その「普通」の事を20年近く、きちんとやっていらっしゃるというのは本当に「凄い」ことなんですよ。もちろん、もともと素晴らしい才能をお持ちだということはありますが、それに加えての日々の「努力」ですもん。

およそ1時間半ほどの滞在でした。

心から満足の一時。東京時代に我々がブログに書いたとき、タイトルにつけた言葉「胃も心も幸せになれるフレンチ・レストラン」。それは鹿児島でも全く変わっていませんでした。

最後にシェフに挨拶。そして記念撮影を!

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きのこの香りもまた素敵です。


東京に残られた奥様も頑張っていらっしゃるというお話しを聞き、「奥様にもくれぐれもよろしくお伝えくださいネ!」と告げて、お店を出る我々です。以前の我々の記事をお読みになった方はご存じのように、奥様も、また本当に素敵な方なんです。

料理の一つ一つを心の中で思い出しつつ、心の中で再び味わいながら、駅に向かいます。シャンパンの酔いも心地良く、南国の暖かい空気を深呼吸。鹿児島中央までは散歩しようか!と、帰りは電車ではなく、歩き出します。

さて、20分ほど歩くと駅です。お、これなら予定していたのよりも早い新幹線に乗れちゃうね…ということで、みどりの窓口で乗車変更。改札を通ります。そーだ、ビールを今日は飲んでいなかった!前世がドイツ人かもしれないKAY2、一日に1杯はビールをのまなければイケマセン。改札内に立ち飲みもあったのですが、この時間、すでに閉まっています。さらに、改札内の売店も閉まっているのです。車内販売は、博多までありません。しまった!とキョロキョロ。

幸いお土産物やさんが1軒、開いています。そこで、ビールを…と見るとスーパードライ1種類のみ。しかも、オープン形式の冷蔵庫なので、奥の方の冷えているのを…と腕を伸ばした瞬間、店主さんに声をかけられます。あ、「いじましい」ところを見られちゃった…と思って手を引っ込めようとしたら、

「お客さん、ギンギンに冷えたのを奥の冷蔵庫から出してきますから!」

なんと優しい!

考えてみれば、今日は観光案内の人、ベルジュラックのご主人とホール担当の方、そして、この売店の方と、我々が出会った鹿児島の人々は皆さん優しい人ばかりでした。

帰りの新幹線はビールを飲み、そして、今日の1日を振り返る、これまた至福の一時でした。

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鹿児島駅から宿のある博多は新幹線ですぐ!
素敵な料理の数々を思い出しながらの帰路でした。





シラノ・ド・ベルジュラック
  ランク:AAA
  電話:099-239-7757
  住所:鹿児島県鹿児島市東千石町2-17
  時間:11:30~14:30
     18:00~22:00
  定休:月曜日
  値段:
  場所:天文館通から徒歩4分
  地図はこちら
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2017年版フルムーンパスの旅~13 ちょっと解説

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この1枚が大切なチケット。


さて、フルムーンパスの旅を続けていますが、ここで、一言。

フルムーンパスってなぁに?という方のために、豆知識を。

JRが発行するお得な切符で、正式には「フルムーン夫婦グリーンパス」と言います。

俳優の高峯三枝子さんと上原謙さんのCMは一世を風靡しました。そう、旧国鉄時代のヒット企画切符なのです。

一言で言えば、全国のJR路線を乗り放題の切符。しかも、自由席、指定席だけでなく、グリーン車も乗り放題という贅沢な切符です。

5日間用(82,800円)、7日間用(102,750円 )、10日間用(127,950円 )の3種類あります。ただし、一人が70歳以上であれば、さらに5000円ほど安い料金で利用出来ます。

ただ、使用できる期間は10月~6月に限られます。発売は9月から5月まで。

利用条件はシンプル。利用は夫婦二人で、二人の年齢が合計で88歳に達していること。

ですから、二人とも44歳であれば、利用出来ますし、夫が60歳、妻が28歳という夫婦でも利用できます。

また、申し込みに年齢や二人の関係を示す証明書等は必要ありません。名前と年齢を自分で申込書に書けばそれでOKなのです。ですから、正式に夫婦でなくても大丈夫…な、はず。

実はKAY2の両親が昔はこの切符を利用してよく上京してきました。息子と娘に会いに来るのに、せっかくの機会だからと、遠回りをし、全国行脚して遊びに来てくれたのです。

というわけで、我々も昨年から利用を始めました。

ただし、

・一部の列車(のぞみ、みずほなど)には使えない
・乗り入れしている第三セクターなどの路線では別料金が発生する
・年末年始、年度末始、ゴールデンウィークには使えない
・かならず二人で同一行程で利用すること
・連続した日で使う事


など、若干の注意事項もあります。その点をぜひ納得された上で、ご利用くださいね。

というわけで、次回から、また旅の報告を続けますね。

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グリーン席特急券の束とともに。





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2017年版フルムーンパスの旅~12 指宿のたまて箱を開く

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本日3つ目のD&S列車に乗車!


4日目

博多    熊本
07:21 → 08:00 さくら403号 6号車12番C&D
熊本    人吉    吉松 
08:31 → 10:08 → 11:22  いさぶろう1号 2号車3番A&D
吉松    鹿児島中央
11:25 → 12:52 はやとの風1号 2号車6番A&B
鹿児島中央 指宿
14:02 → 14:58 指宿のたまて箱5号 2号車4番C&D
指宿     鹿児島中央
15:07 → 16:00 指宿のたまて箱6号 1号車15番A&16番A(カウンター席)

鹿児島市内「シラノ・ド・ベルジュラック」で食事

鹿児島中央 博多
22:19 → 23:55 さくら414号 Gあり 6号車12番C&D



ここで次の列車まで1時間ちょっと。観光案内で地図をもらいます。今夜食事をする予定のレストランは天文館の近くにあります。天文館までの交通手段を案内係の女性に尋ねると「路面電車かバスですね」との答え。「路面電車の料金支払い方法は?」と尋ねると、くわしく教えてくれます。旅先でのバスや路面電車って結構、ドキドキしません?前乗りなのか、後ろ乗りなのか、先払いなのか、後払いなのかなど…。緊張して乗り物に乗るのは、せっかくの旅の楽しみを損ないかねません。こうして、あらかじめ観光案内所で尋ねておくと安心です。優しい係の女性、とても丁寧に教えて下さいます。

その後、駅直結の商業施設、「アミュプラザ」に直行。ここの地下にはグルメの名店が揃っているのです。昨年はラーメンの「こむらさき」と迷った末にトンカツのお店「かつ寿」に。

ことしは昨年行けなかったその「こむらさき」に。13時すぎ、店内は人が大勢います。メニューはいたってシンプル。メインはラーメンのみ。大盛り、ふつう、小盛り。それにサイドメニューであるチャーシューライスというのが目をひきます。周りを見てみると、皆さんその組み合わせのセットを頼んでいます。我々も!とオーダーすると、「すみません、ちょうどライスが終わってしまって…」残念ですが、仕方ありません。ラーメンの小盛りを注文。

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こちらが名物!


やや時間を置いて出てきたラーメン、

「底からよくかき混ぜてお召し上がりください」

との説明を受けます。

確かに、底の方にエキスもチャーシューも沈んでいます。それをかき混ぜるのですが、驚いた事に千切りのキャベツがたくさん入っています。

「そうそう、こうだったのよ!」とKAY1。彼女は今から「ウン十年前」にこのラーメンを食べたことがあり、懐かしくて今回食べたかったそうなのです。当時と変わらない味だといいます。うん、塩の利いた白濁スープに細麺。そしてやわらかくなったキャベツ、これは一度食べたら、クセになる忘れられないラーメンですねぇ。

会計をすませて、今度は数軒先の「むじゃき」さんへ。デザートは昨年と同じく、「しろくま」。二人でミディアムサイズをシェアします。それにしても、このミルクの独特の味わい。これもまた、1度食べたら忘れられない味です。

さて、次の列車「いぶすきの玉手箱」、略して「いぶたま」の発車まであと20分。トイレをすませてホームへと向かいます。

ホームには人がいっぱい。老若男女、聞こえてくる言葉から国籍もいろいろのようです。平日にも関わらずこの人の多さに驚きます。そして、外国からのお客さんの多さにも!

清掃が終わった車両から、車内に入ってきます。ドアで玉手箱を開けたときに出てくる煙をイメージしてミストが降ってくるのがご愛敬。

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こちらが車内です。


車両はまたもや、キハ140系です。同じ車両でこれだけのバリエーションの改造を施したJR九州に感心します。

座席のほとんどがお客さんで埋まっています。結構な乗車率。

女性アテンダントさんによるアナウンスはバスガイドさんの観光案内のよう。忙しい販売の合間を縫っての説明です。お二人ですが、大活躍で走る走る…。さきほどのはやとの風でもそうでしたが、JR九州の女性アテンダントさんたちの働きぶり、こちらでも、頭が下がります。

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よく見える桜島、実はここしばらくは見えなかったなどという説明をしてくれます。前回の記事にも書きましたが、こんなにも間近に見える桜島、実は頂上まで細部にわたり見える日はさほど多くないのです。意外でした。そして、今日はさらに、その横に大隅半島まできれいに見えます。贅沢な眺めを楽しみます。

他のお客さんたちも景色を見ながら立ち上がって写真をとったり、指さしたりと大喜びです。それにしても、ここまで天気が良いと嬉しいですねぇ。

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あちらこちらに暖簾が。そして、棚には
人形や様々な郷土色溢れるものが置かれています。


連結扉の前には「のれん」がかかっているのも楽しい遊び心ですね。

今日は朝6時に起きて、7時過ぎに電車に乗り、すでに8時間。振動も心地良く、ついつい眠くなるのですが、目を閉じそうになると素敵な景色が現れ…、眠る暇もありません!

わずか56分の旅。あっという間に終わりました。

そして、ここでは9分間で折り返し。あわただしく我々も駅前で写真撮影。そして、再び列車に乗り込みます。復路は念願の海を向いたカウンターのような座席です。

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この先、枕崎までいつか旅してみたいですね。


復路は比較的空いていました。おそらく往路は指宿でのホテルのチェックインの時間にちょうど良いために混んでいたのでしょう。逆に復路はホテルのチェックアウトの時間からは時間がたっていますし、同じ1両目に乗り合わせたのは外国人の夫婦と4人の家族連れ、初老の女性2人組だけでした。

車内販売、乗客のみなさんが結構買っているのにびっくり。玉手箱クッキーは車両に乗り合わせたみなさんの半分以上の方が購入。ビールを1本飲みたいところですが、ビールの販売はなし。かわりにサツマイモを使った「さつまゴールド」とホットコーヒーを。

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カウンター席、予約開始後、早くに埋まってしまいます。


さつまゴールドはサツマイモと麦芽、そしてホップだけを使った、いってみればサツマイモのビール。アルコール度数は4。5%。口に含むとサツマイモの独特の香りが広がり、芋焼酎をビールで割ったような、そんな不思議な味わいです。

往路は写真を撮るのに夢中でしたから、復路ではしっかりと眺めを楽しみます。こうして見ると、行きは撮影、帰りはのんびり…と、同じ路線の「往復」というのも良いものですね!

この時間になると、桜島は頂上付近、雲がかかってきました。

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浦島太郎の物語。


往路と同じ二人の乗務員さん、今回はお客さんが少なくて少しは楽なるといいな…と思っていましたが、ふたを開けてみると、お客さんから次から次へと話しかけられて、相変わらず忙しそうです。

帰路は時間的にはもっと短く、53分間。

さつまゴールドを飲み干すころには、鹿児島中央駅に到着です。

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鹿児島中央駅の手前でまたもや「ななつ星」を発見。
この日、2度目の遭遇。
これは、いつか乗るべきだという神様のご教示か…。(笑)


降り立つと、かなり暖かい風が吹いています。南国だなぁ…と感じます。このあと、散歩してみると東京ではすっかりと散ってしまったキンモクセイが満開。良い香りをただよわせています。

天文館まで路面電車に乗り込みます。大変な混雑で、驚きます。セーラー服姿のお客さんも多く、通学の足にもなっているのですね。何度も信号で止まるので、結構時間はかかります。天文館まで、帰りは歩きでもいいなぁと思います。こんな混雑にもかかわらず、若い運転手さん、停留所ではとても丁寧に、優しくお客さんに声をかけているのが印象的です。

さて、天文館。不思議な地名ですが、九州出身のKAY1によると、かつて、薩摩藩の天文観測施設が実際にあった場所だそうで、いまや、一番の繁華街。そんな場所に「天文」だなんて。素敵です。

その天文館の電車通りに平行して細い道が数本通っています。その一つ、七味小路に目指すレストランはあります。まだ食事まで2時間ほどありますが、先にお店の場所を確認しておきます。

すぐに見つかりました。ホッとしながら周りを見渡すと、通りはとても静かなのですが、飲食店が多く、しかも、協力して、一つの通りを盛り上げようとしている様子がうかがえます。実はこの道路に平行して、さらに、グルメ通り、セピア通りなど、多くの店が並びます。そして、ステーキのお店が多いのが印象的です。いいところにお店を開いたなぁと、オーナーシェフのことを思い、ホッとします。

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照国神社からも桜島が…。


このあと、照国神社、県立図書館と、6時前まで時間をつぶします。県立図書館では郷土の資料のコーナーで天文館のにぎわいの歴史を勉強するKAY1でした。

歩いていると、みなさん目鼻立ちがはっきりしていて、美しい人が多いなぁ…とキョロキョロするKAY2。いつものようにKAY1に怒られます。彼女によると、鹿児島の女性はカラーコンタクトとつけまつげが必須とか。

そして、今日、「いさぶろう」と「はやとの風」で一緒だった一人旅のご老人とすれ違います。ああ、やっぱり、ここでも一人で観光してらっしゃるんだなぁと…、どういうご事情なのか、興味があるのですが、声をかけるのは「ぶしつけ」なのでやめておきます。KAYSの頭の中では色々な物語(妄想)が勝手に展開されていきます。

夕方6時前、この季節でも、まだ空が明るいので、東京を離れていることを実感します。そして、夕方のピンク色の光が再び見えてきた桜島の頂上を照らしています。

さて、ではお店に向かいましょう。その前に1つ、次の記事を!





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